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平景清伝説の残る萬年山 常福寺。知多四国 第六番札所 曹洞宗 常福寺にお参りに行ってきました。
本尊:千手観世音菩薩
開基創建:建久年間(1190年)
開祖:養泉元育和尚
住所:愛知県大府市半月町3−151
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壇ノ浦の戦いに敗れた平家一門の侍大将平景清(たいらのかげきよ)が、伊勢より落ちのび「芹沢の井」附近(寺より西へ三丁)に赤羽八太夫(景清歿するまで一切の世話をし、伴の姓を賜る。これ伴家の先祖と言われる)の援助により草庵を結び、日頃信仰する観音菩薩を念じ、娘の安否並びに平家一門の冥福を祈念したところ、ある夜、霊夢によって観音経を口授した。これが景清口授夢想観音経(九十六字観音経)であって版木が現存しているそうです。 景清は、非常に驚喜し、その尊容を、感得し、報恩感謝と一門の菩提のために千手観音木造を十五日費やして彫作しました。これが常福寺の本尊千手観世音菩薩です。彫刻に半月要した事より、この地を半月と呼ぶようになったそうです。地名の由来として、尾張志では、べつの云い伝えを紹介しています。芦沢の井に湧出る霊水は眼病に霊験あらたかで、遠近より沢山の人々が、平癒祈願に参拝されているそうです。景清は建保二年八月一五日に、ここ常福寺で歿し、寺の東の八幡山に祀られています。位牌と千手観世音菩薩像は、本堂に安置されているそうです。
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尾張志巻六十、 「景清宅」に、半月の地名の由来を、波間に映るかけ月(半月)を、かけ(景)清しと賞で、里人が以後この景清の心情をくみとり、この地を半月(はんげつ)と呼んだと伝えています。
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常福寺本堂 庭が綺麗に管理され心落ち着きます。 本堂で、今では珍しくなった仏前結婚式が行われていました。白無垢姿に凛とした佇まいを感じました。お幸せに。 |
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八幡宮の鳥居の左側に、景清公の墓所の石碑がありました。寺の東側の小高い丘に、生目八幡宮 施主の幟に伴の姓がみえます。現在でも伴家が景清公を守っているようです。 |
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