知多四国霊場開設のお話
所在地:愛知県知多市新知下森29
第七十九番札所 妙楽寺へお参りしてきました。名鉄常滑線「古見」駅を下車、踏切を渡るとすぐ左側に妙楽寺があります。ここ妙楽寺の境内に、番外開山所として、知多四国霊場開創に尽力された亮山阿闍梨 『りょうざんあじゃり』 を祀る開山堂が建てられています。今回は、知多四国巡礼は、いつ頃から、どんな経緯で始まったのか、気になり調べてみました。
 亮山阿闍梨は、文化六年(一八〇九年)、弘法大師の夢のお告げにより、知多四国霊場を発願。以後、一六年もの歳月をかけ、二人の行者の協力を得て、文政二年(一八二四年)に、ついにいに、八十八ケ寺に、弘法大師像を納め、知多四国巡礼の霊場を開設に至ったそうです。八十八ケ所は、半島を時計回りに開所されていますが、なかなか札番どうりにお参りできません。思いつきで、2〜3ヶ所、気の向くままお参りしています。最近、名勝旧跡巡りの感覚でお参りするのが、少々、恥ずかしく感ずるときがあります。白衣を身につけ、山門で一礼し、作法どうりに熱心にお参りしている方を多く見かけます。