弥勒寺

 知多四国第八十三番札所 待暁山 弥勒寺 僧行基により開創 真言宗の知多半島有数の古刹です。

 第八十三番札所 弥勒寺さんは、東海市市役所の西側の小高い丘の上にあります。
愛知万博で公開制作された仁王像が立つ仁王門があることで、地元ではちょっと有名なお寺さんです。この地区は、古くより「大里」と呼ばれ、今も、「大里の大坊」呼ばれて親しまれています。弥勒寺の開山は、天平勝宝元年(749年)と古く、一山六寺七堂伽藍を擁した「大坊」でしたが、関ヶ原の合戦のおり、西軍の九鬼嘉隆の九鬼水軍に襲われ、本尊と仁王門を残し、全山ことごとく炎上、焼失したようです。元禄年間(1688年〜1704年)に、尾張藩第二代藩主 徳川光友の寄進を受け再建、復興しました。
 
 新築の仁王門
再建された弥勒寺の山門 正面に平成18年再生された金剛力士立像 裏面に平安末期作の阿形像、吽形像の二像が立っています .。
   
   
   
 
 修復が施される以前の本像は、永年の風雨による損傷・破損が進んでいたが、その彫刻性からは平安時代の古象の風格が感じとられ、県内では数少ない平安期の仁王像として、東海市の指定文化財に指定(彫刻)されています。
   
 この階段をのぼると弥勒寺の本堂 弥勒寺本堂と八角形のご宝塔の拝殿