常滑市奥条にある 大善院 は、第六十一番札所 高讃寺の七堂伽藍三百坊の僧院の一つで、その歴史は古く、白鳳十二年(684年) 天武天皇の御代まで遡ります。その後、たび重なる戦火などで坊が荒れ放題!!その一坊の本尊、十一面観世音菩薩を此の地に移したのが始まりと言われています。 


第六十三番札所大善院

文明元年(1469年)、常滑城初代城主水野忠綱が、大善院を本坊とする六坊を、領内安全の悲願を願い再建。忠綱の子で出家した興覚法印が中興開山として、寺院再建の基礎を築いたそうです。 

 
その時、境内に植えられたイブキ(伊吹)が現在のこの巨木だそうです。 
 
大善院は、常滑城の鬼門にあたる為、境内に牛頭天王(ごずてんのう)(すさのうのみこと?)を祀る社があります。